就労継続支援事業とは

就労継続支援A型とB型とは

通常の事業所に雇用されることが困難な障がいをお持ちの方に、就労の機会を提供するとともに、生産活動その他の活動の機会の提供を通じて、その知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う事業の事を言います。雇用契約を結び利用する「A型」と、雇用契約を結ばないで利用する「B型」の2種類があります。

就労継続支援A型
通常の事業所に雇用されることが困難であって、雇用契約に基づく就労が可能である者に対して行う雇用契約の締結等による就労の機会の提供および生産活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練その他の必要な支援事業のこと。

就労継続支援B型
通常の事業所に雇用されることが困難であって、雇用契約に基づく就労が困難である者に対して行う就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練その他の必要な支援事業のこと。

就労継続支援A型とB型の違い
A型事業とB型事業の主たる違いは雇用契約の有無、つまり事業者と利用者の雇用関係が成立しているかいないかという点です。ただし、工賃はA型にもB型にも支払われます。整理すると、A型事業の対象は「通常の事業所で雇用されることは困難だが、雇用契約に基づく就労が可能な方」であり、B型事業の対象は「通常の事業所で雇用されることは困難で、雇用契約に基づく就労も困難な方」ということになります。

【比較表】

就労継続支援A型就労継続支援B型
目的就労の場(働く場)就労の場(働く場)
対象者現時点で一般就労が不安、あるいは困難な方 現時点で一般就労が不安、あるいは困難な方
雇用契約ありなし
工賃(賃金)
ありあり
平均月収76,887円※116,118円※1
年齢制限65歳未満なし
利用期間定めなし定めなし

※1 出典:厚生労働省 平成30年度工賃(賃金)の実績について
≫平成30年度平均工賃(賃金)の実績について